理学療法士が考える姿勢分類について!!ピラティスレッスン効果を引き出す重要なポイント
2023/10/26
こんにちは
EndRole相模大野の代表の遠藤です。
正しく見て、正しく活用する姿勢分類についてお話しします。
姿勢は、見た目だけでなく、健康にも大きく関わります。
姿勢が悪いと、腰痛や肩こりなどの慢性的な痛みを引き起こす可能性があります。
理学療法士は、主に姿勢や動作の評価や改善を行う職種です。
そこで、今回は理学療法士が考える姿勢分類についてご紹介します。
姿勢分類の考え方
姿勢を分類する際には、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。
頭部
・頭部は、体の重心の上に位置しています。
そのため、頭部の位置がずれると、体のバランスが崩れやすくなります。
脊柱
・脊柱は、体の中心にあり、体の重さを支える役割を担っています。
脊柱の形状が崩れると、体のバランスが崩れやすくなります。
四肢
・四肢は、体のバランスを保ち、動きを助ける役割を担っています。
四肢の位置や角度がずれると、体のバランスが崩れやすくなります。
また、脊柱の弯曲や骨盤の位置などによって、さまざまな分類があります。
私が主にお客様の姿勢を評価する際に、用いるのは『ケンダルの分類』です
1926年にアメリカの理学療法士であるケンダル氏が提唱した姿勢分類です。
この分類は立位姿勢を脊柱の弯曲の程度などの要素を用いて、大きく4つに分けることで、それぞれの特徴を捉えています
・ロードシス(前弯型)
脊柱の胸椎部と腰椎部に過度な前弯がある
背中が丸まった姿勢
・カイホロードシス(後弯前弯型)
脊柱の胸椎部に過度な前弯があり、腰椎部に過度な後弯がある
背中が丸まった姿勢で、腰が反った姿勢
・フラットバック(平背型)
脊柱の胸椎部と腰椎部に過度な後弯がある
背中が反った姿勢
・スウェイバック(後弯平坦型)
脊柱の胸椎部に過度な後弯があり、腰椎部に過度な平坦がある
背中が反った姿勢で、腰が丸まった姿勢
理学療法士が立位姿勢分類を行う目的は、以下の2つです。
・姿勢の特徴や問題点を把握する
・姿勢の改善に必要なアプローチを検討する
理学療法士は、患者さんの立位姿勢を評価することで、姿勢の特徴や問題点を把握します。
そして、その特徴や問題点に基づいて、姿勢の改善に必要なアプローチを検討します。
その姿勢の特徴を理解することは、ピラティスのレッスンや治療において、非常に大切であり、評価次第では身体に及ぼす効果も変わってきます。
特に姿勢を分類する上で重要なのは、「見た目」に捉われないことです。
「見た目」のみの評価を進めると日本人の場合、生活様式や遺伝の影響によってスウェイバック姿勢が7-8割になります
しかし『スウェイバックって言われたことがある」、もしくは『そう思っている人」でも、実際は背中の曲がりが強い人も反り腰の人も存在しています。
私の臨床上の経験でお伝えしますと、ケンダルの4分類がそれぞれ均等に存在していると思われます。
私が行う姿勢分類における特徴
1.筋力や可動域などを身体機能から分類する
2.歩行や立ち上がりなどの動作から分類する
これらをトータルした上で姿勢分類を行い、ピラティスのレッスンに活用しているため、効果的に身体を整えることができます
是非とも、自分の正しい姿勢タイプを知るためにも当店へお越しください。
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