オリジナル姿勢評価

姿勢は意識的な努力と遺伝的な要因の両方に影響されます。立っている時の姿勢だけでは、その人の姿勢全体の評価は難しいと言えるでしょう。より正確な分析のためには、日常生活における様々な姿勢を総合的に観察する必要があります。

主に脊柱の湾曲に着目し、4つの不良姿勢に分類します。

(左)後弯平坦型：お腹が突き出て、腰が反っている状態

(左中央)平背型：脊柱の湾曲が少なく、背中が平らな状態

(右中央)後弯前弯型:：猫背気味で、腰が反っている状態

(右)カイホロードシス: 上半身が前傾し、腰が反っている状態

姿勢を知ることで、将来起こりうる体の歪みや痛みを予測することができます。歪みや痛みの原因を早めに見つけ、将来への備えとして自分の体質や状態に合わせた最適なケア方法を選び、健康な体を維持できます。

ケンダルの姿勢分類は脊柱の湾曲に着目しているため、前屈や後屈、捻りなどの脊柱の動きの評価を行います。立っているだけの状態だけでなく、動きの中での柔軟性や動きやすい部位などを知ることで、日常での動きを連想することができ、動きの癖や姿勢の習慣を把握することができます。

次に歩く姿勢です。歩く際の重心の位置や揺れをチェックすることで、身体の歪みを理解することができます。歩きの癖と姿勢の特徴は一致するため、歩きを見ずに姿勢を語ることができないくらい大切な評価としております。

ベッド上で、骨盤の傾きや足のゆがみなどを丁寧に確認します。股関節の動きやすさなどもチェックし、総合的な姿勢評価を行います。必要に応じて骨格調整で身体の軸を整え、痛みや不調の原因となる筋肉の緊張を緩和させます。